香港警察が8/30朝、「雨傘運動」のリーダーらを一時拘束したそうだ。
拘束されたのは、2014年に起きた「雨傘運動」のリーダー格であった黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(男性)と周遊(アグネス・チョウ)氏(女性)。
2人は同日夕方に釈放されたが、政治弾圧だと訴えているらしい。
2人の容疑は、6月に政府本部や警察本部を包囲した抗議活動の際、参加者を扇動したことだという。
なぜこの時期に政府が行動を起こしたのか。
それには理由があるらしい。
9/2に新学期が始まるが、この時に授業ボイコットが呼びかけられているとのこと。
この2人は中高生の活動を支援していたため、政府はこの2人を拘束して学生達の動きを封じ込める狙いのようだ。
しかしこういった強硬策は、かえって逆効果になる恐れもあるだろう。
ただでさえデモ活動が激化していて、200万人規模の大きなデモ活動や、空港の占拠もしているのだ。
この強硬策により、デモ隊などの怒りが増して、より抗議活動が激しくなるかもしれない。
中国側も8月中旬頃からデモ批判の報道をするようになったり、香港に接する地方で武装警察が大規模な訓練を実施するなど、デモ隊をけん制するような動きもあるらしい。香港当局もその意向を受けて強硬策に出た、との見方もある。
いずれにしても、事の発端となった「逃亡犯条例」改正案に関しては、どんどんこじれていっているので、香港政府が強硬策に出ても逆効果な気がする。
とりあえずは9月の新学期にどうなるか…
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