香港の逃亡犯条例改正案に関する問題で、6月9日の大規模デモ以降、自殺者が何人も居るという。
今朝の新聞に、7月6日に自殺者の追悼集会が行われたとの記事が掲載されていた。
改正案については、大規模デモにより事実上廃案の見込みであっても、このような事態。
自殺した市民は、その原因としては「何も変えられない絶望感」などによるものらしい。改正案に抗議して、その延長で自殺した者も居るようだ。
どうやら、香港政府に対する直接的な不満が大きいらしい。政府自ら改正案の撤回を表明しないことや、行政の最高責任者である林鄭行政長官が辞任しないことに対して、市民の要求に応じていない、という不満がずっと残っているようである。
極端に言えば、民意を無視されているとまで思っており、それが絶望感や無力感につながっているらしい。
抗議行動を続ける市民と、市民に応えられない香港政府、これは今後もかなり根が深い問題になりそうだ。
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