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香港デモ・逃亡犯条例改正延期後

  • 執筆者の写真: Writer.katsu
    Writer.katsu
  • 2019年6月17日
  • 読了時間: 2分

更新日:2019年11月3日

昨日、香港デモに関する記事を書いたばかりだが、はやくも市民が動いた。

逃亡犯条例を撤回することなく先延ばしにされたことに、怒りは収まらない様子。


昨日、つまり6月16日に、前回のデモの倍近い200万人近くの市民たちが参加したそうだ。

数字だけ聞いてもピンと来ないが、私が住む名古屋市の市民全体(約230万人)に近い人数である。


もし名古屋市民全員がデモに参加したとしたら、どんな状況だろう。名古屋市の機能は間違いなくストップするだろうし、この人数が東京の首都に押し寄せたら?

考えただけでも凄まじい状態だ。


今回のデモ発生の原因は、突然沸き上がったものでもないらしい。

2014年の民主化デモ「雨傘運動」で挫折して泣き寝入りした後、政治と距離を置いていたが、今度は黙っていない、と立ち上がった市民も少なからず居るようである。


中には中学生も居るらしい。親を説得してまで今回のデモに参加したそうだ。香港市民が、どれほどこの決定に危機感を抱いているか、うかがい知れる。


中国政府は、香港の林鄭氏の判断を支持するらしいが、もはやここまでの状況になったら、改正案を引っ込めて撤回するしか、平和的に解決する方法はないのではないだろうか。


でなければ、昨日も書いたとおり、中国の「天安門事件」のように多数の死傷者を出す、いまわしい事件の火種となるであろう。



「逃亡犯条例」の撤回を求め、デモに加わる市民たち
2019年6月17日付け朝日新聞掲載(2019年6月16日、香港、竹花徹朗撮影)

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