香港で、新学期が始まる前に動きがあった。
大規模デモを不許可にしていた警察に反抗し、8/31に無許可のままデモを強行したとのこと。しかも数万人規模であったらしい。
そして政府本部を包囲。
警察が催涙弾を放ち、強制排除しようとすれば、デモ隊は火炎瓶を投げつけて対抗。
もはや、警察側の強硬策は効かないらしい。
無理に弾圧を強めようとすればするほど、デモ隊ら市民の反発は強くなるばかりだ。
今回のデモの主な原因は、8/30に民主活動家らを一斉に拘束したことと、8/31にデモを許可せず中止に追い込んだことにあるらしい。
この動きに対し、香港政府は緊急状況規則条例を発動しようと検討しているらしい。
この条例は、デモに制限を加えることを可能にするものであるとのこと。
なお、前回この条例が発動されたのは、1960年代に死者が出るほどの暴動が起きた時であった。
この条例を発動するということは、今継続しているデモを、その時の暴動と同等に考えているのではないか、と反発する市民も居る。
今、継続しているデモは、あくまでも市民の声を聞かない政府に抗議をしているだけ、というスタンスだ。
香港政府が強硬策に出れば出るほど、市民の反発は強まるばかり。
この怒りは、5年前の雨傘運動の挫折の時から続いているらしく、簡単に鎮圧することは難しいと思われる。
政府が市民に歩み寄る姿勢を見せなければ、市民たちの怒りは収まらないのではないか。
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