6月から続く反政府デモなどの行動が原因で、香港から台湾へ移住する人が増えているという。
居留許可がおりた件数は去年の3割増しになっているとのこと。
その中にはデモ参加者も少なくないという。
デモの際、警察がゴム弾や催涙弾を発射し、負傷者が多く出た。
台湾に移住した香港人の中には、恐怖を感じて逃げるように移住した人も居るらしい。
なぜ台湾を移住先に選んだか、その理由は、香港と台湾とでは言葉にも不自由しないし、文化も共通していることに加え、台湾では民主主義が根付いていることもあるという。
2020年1月には台湾総統選があるが、普通選挙で選べる点が大きいようだ。
香港では、長官を一般市民が選ぶことができない。
しかし、居留許可がおりるための審査はだんだん厳しくなってきているようだ。
年齢や職業、中国本土との関係なども細かく検討材料にされ、許可がなかなか出ない時もあるとのこと。
ともかく、このままデモが続くと香港離れが続き、香港の情勢も傾いていくのではないだろうか。
逆に、人が流入しつつある台湾が発展への道をたどる可能性もあるかもしれない。
香港がデモの前の状態に戻ることができる可能性はあるのだろうか。
林鄭行政長官は、11月の選挙で民主派が大勝した時も、市民の要求には耳を貸さない態度を崩していない。
このまま平行線では、市民と政府との対立も長期化し、元の香港に戻ることはないだろう。そして香港から人がどんどん流出していくばかりな気はするが…
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