「逃亡犯条例」改正案をめぐる香港市民のデモが続いているが、なんと警察の家族もデモに参加しているらしい。
混乱の原因は香港政府にあるはずなのに、事態の収束ができずに警察が矢面に立たされている状況を黙って見ていられなかったらしい。
「そもそも警察は市民を守るために存在する」はずが、その市民を攻撃し傷つけてしまっている現状に、警察の家族はやり切れない思いを抱いているようだ。
警察も、政府と市民の間の板挟み状態になり、苦しい状況であるらしい。
この混乱の元凶である香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、この事態に何も対処できていない。もっと言えば、香港の大元締めである中国政府がこの事態に対し、香港政府任せにしていることにも問題がある気がする。
とにかくこの状態は、香港内部の内乱と同じ状態ではないだろうか。
例えば、林鄭月娥行政長官が自主的に辞任をすれば、ある程度混乱は収まるのかもしれないが、現状ではそれも考えにくい。
もはやどうすれば収まるのかも分からない状態に陥っているようだ。
中国政府はこの事態に関与してくる可能性はあるのか?
市民を納得させることは可能なのか?
混乱が混乱を招いて先は見えない。
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