英国で総選挙再び
- Writer.katsu
- 2019年10月31日
- 読了時間: 2分
10/29、英国議会下院で総選挙の実施法案が可決された。
実施は12/12。
先日、英国の離脱期限が来年1月末に延期したため、法案が通りやすくなったようだ。
総選挙の争点は、やはり英国のEU離脱の是非について。
ジョンソン政権としては、今月にEUと合意した離脱協定案について、民意を問うたうえで離脱を進めたい意向のようだ。
ジョンソン首相があきらめずに議会に働きかけ、それがやっと実を結んだようだ。
しかし、本題はここから。
総選挙により、その結果がどちらに転ぶか。
ジョンソン政権としては、選挙結果が離脱の方に決まると踏んでいるようだが、必ずしもそうとは限らない。
EU残留を支持する者も多く、先日などは有名な女性学者が、出演したテレビ番組で全裸でEU残留支持を訴えている。
また、ここにきて少数政党の自民党とスコットランド民族党が勢いを増してきているらしい。
いまいち方針が明確でない労働党に対し、はっきりとEU残留を支持しており、親EU層の票を伸ばせるかもしれないという。
ジョンソン政権の保守党から、選挙によって政権交代という事態にもなれば、第2政党である労働党を中心とした連立政権の可能性もある。
そうなると準備期間も含めて半年ほどかかるらしく、離脱期限を過ぎてしまう。
ジョンソン政権が勝てばEU離脱へ一気に傾くであろうが、親EU層も依然として多いことから、負ける可能性も否定できない。
相変わらず予断を許さない状況だと言えそうだ。

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