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執筆者の写真Writer.katsu

続: スギ・ココカラの統合で競争激化?

更新日:2019年11月3日

前回の記事で、ドラッグストアチェーンのスギホールディングス(以後スギ)とココカラファイン(以後ココカラ)が経営統合する予定であることについて書いたが、今朝の新聞では、ココカラと資本業務提携だけの予定であったマツモトキヨシホールディングス(以後マツキヨ)が、2社の間に横やりをいれてきたとの記事があった。


マツキヨは当初、経営統合には慎重派であったそうだが、スギとココカラが経営統合することを知って、あわててココカラに統合提案をしたらしい。

ここがポイントであるが、マツキヨの統合相手はあくまでココカラのみで、つまりスギとは経営統合するうえでライバルになる。


ここでふと思った。私見であるが、業界内での安泰を目指すなら、スギ・ココカラ・マツキヨの3社が統合した巨大連合にした方が良いでのはないか。

現在、ドラッグストア業界のトップはウエルシアホールディングス(以後ウエルシア)で売上高7,791億円である。一方、3社の売上高は、マツキヨは5,759億円で5位、スギが4,884億円で6位、ココカラが4,005億円で7位である。


5位~7位に続いているこの3社が連合すれば、売上高1兆5,000億円に迫り、トップであるウエルシアの約2倍の超巨大連合となり、業界トップは動かすべくもない。

今の状況は、ココカラを巡ってスギとマツキヨが取り合いをしており、どちらかだけ統合しても、売上高1兆円には届かないのである。もし、ウエルシアが対抗して、業界2~4位あたりと統合すれば、あっという間にひっくり返されるのだ。


業界に関する知識には乏しく、あくまで私見でしかない。3社統合すると、それはそれでデメリットや不都合などが生じるかもしれない。

しかし、数字の面だけで見れば、3社統合が業界的にも有利で、3社ともに有益に見えるが、どうであろうか。




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