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執筆者の写真Writer.katsu

皇室の課題

10/22に「天皇即位礼正殿の儀」が執り行われ、正式に天皇陛下の即位が内外に示された。

しかし、皇室には今後の課題が残っているという。


今後の皇位継承には、皇室典範によると父方の祖先に天皇が居る「男系」の男子に限られている。

だが、現在の皇室で該当するのは秋篠宮さま、悠仁さま、そして83歳と高齢の常陸宮さまの3人のみ。


なぜこれほど少ないかというと、秋篠宮さま以降、9人連続で女児が誕生し、男子は悠仁さまが41年ぶりだったという。


これほどまでに女子が続いた原因は、まさに神のみぞ知るところであるだろうが、後継者を男系に限ると、最悪の場合は悠仁さまの代で尽きてしまう。

江戸時代のように、側室を多くつくれば別であろうが、現代ではそのような取り扱いもない。


そして女性の皇族は結婚すると皇族を離れてしまうという。

これは危機的状況ではないのか。

現在、皇室で未婚の女性が全員結婚すれば、どんどん皇族は減っていき、最終的に悠仁さまだけになってしまうという事態も考えられるのである。


こうなると、これまでの取り扱いにこだわらず、女系天皇の容認や女系宮家の創設が必要ではないかという声をあげる党もあるらしいが、これに対して政府の腰は重い。


もし女性天皇を認めれば、愛子さまが第1継承者ということになり、現在、第1継承者の秋篠宮さまの立場を危うくして、皇室内部の波風を立たせたくないという思惑も見え隠れするらしい。


しかし、皇室の将来のことを考えたら、放っておいて良い問題でもないと思われる。

別の案として、旧11宮家の男子を養子に取ることや、女性皇族の婿養子を取って男系を維持する方策なども考えられているらしい。


女性天皇のことが難しければ、せめて男系の確保だけでも考えていかないと、後で取り返しのつかないことになりはしないだろうか。




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