9/6、ドイツのメルケル首相が訪中した際、香港の抗議問題について、
「市民の権利と自由は保障される必要があり、対話でのみ解決できる。暴力を避けるために可能な限りのことをしてほしい」などと言及したらしい。
メルケル首相がわざわざ香港問題について言及したのは、香港の民主活動家が、事前にドイツ紙に公開書簡を寄せていたためらしい。
民主化の要求について中国のトップへ伝えるよう訴えていたとのこと。
香港の長引く抗議問題により、とうとう他国も巻き込んでいる。
なお中国側はこれに対し、一国二制度を守り、香港政府に任せることに徹する、などと回答したらしい。
一方、香港では相変わらず混乱が続いているようだ。
9/6、デモ参加者が数千人で地下鉄に隣接する警察署を包囲したとのこと。
おおかた予想はしていたが、逃亡犯条例を撤回しても混乱は収束する気配はないようだ。
今の抗議活動の主目的は、警察による暴力に対する責任の追及、それと普通選挙の拡大に移行しつつあるようだ。
香港政府の林鄭行政長官は先日の逃亡犯条例撤回の表明時、これ以上の譲歩はない、と言っていたが、そんなことを言っている場合ではないのではないか。
譲歩できないにしても、ドイツのメルケル首相が言うように、対話の機会を設けるべきではないだろうか。
直接、デモ隊たちの言い分を聞くなどのことから進めていくことはできないのだろうか。
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