今年の2月に白血病を発表後、入院していた水泳の池江璃花子選手が12/17に退院した。
それまでの彼女の成績は輝かしいものだった。
日本人ではアジア競技大会で史上初の6冠を獲得したこともあったが、白血病を発症したら、もう水泳界でも活躍できないのではないか、と私も思っていた。
しかし、10カ月の闘病生活の後、退院することができたのだ。
私は、これだけでもすごいことだと思っている。
普通でも、白血病にかかったら命も危ぶまれるというのに。
現代医学は日々進歩しているのだと実感した。
しかしそれと同時に、彼女の回復力にも驚いた。
確かに闘病生活は本人の想像をはるかに超えるほどの苦しさであったようだが、常に自分を奮い立たせて乗り越えてきたという。
退院後、すでに目標を掲げているらしく、2024年のパリ五輪への出場を視野に入れているという。
まだ10代で若い彼女は、これからいくらでもやり直しが効く。
というか、白血病を発症する前は、日本どころか世界でもトップクラスの成績であったのだから、この回復力なら、ひょっとしたら5年後の五輪でも良い成績を期待できるのかもしれない。
今回の彼女の闘病の軌跡は、白血病や癌などの重度患者に大きな希望を与えたであろう。
そういう意味で池江璃花子選手は、水泳以外でも大きな功績を残したと言えるのではないだろうか。
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