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執筆者の写真Writer.katsu

旅客機の墜落は米イラン対立が引き金か



1/8にテヘランでウクライナ国際空港の旅客機が墜落したのは、イランがミサイルを誤射したという疑いが出ている。


その疑いが出るのも無理はないだろう。

1/3にイランの国民的英雄、ソレイマニ司令官がアメリカ軍に殺害され、イランのアメリカに対する怒りが増していた。


ソレイマニ司令官の葬儀が終わり1/8未明、イランの革命防衛隊がイラクの米軍基地を攻撃。

この攻撃による被害はなかったが、同じ日の朝、テヘランでの墜落事故があったのだ。


ウクライナ旅客機にはカナダ人も多く乗っていたらしく、カナダのトルドー首相は「イランのミサイルに撃ち落された」と発言。

一方、イランメディアは撃墜を前面否定していた。


しかし、アメリカの衛星が、旅客機が墜落する直前に2発の地対空ミサイルが発射されたことを探知した。

そして、旅客機の墜落現場付近でロシア製の地対空ミサイルの部品が発見されていることから、イランによる誤射の可能性が高いだろう。


カナダ行きのなんの罪もない人たちを乗せた旅客機は、はからずも米イラン対立の犠牲となってしまったようだ。


ちょうどこの記事を書いていた1/11中に、イランがミサイルの誤射を認めた。

イランが責任を認めたのは異例とのこと。

信用の失墜を恐れたようだ。


しかし時すでに遅し、当初は飛行機の技術的トラブルとの主張を覆したイラン当局に対し、イラン国民が約1,000人集まって抗議デモを起こしたらしい。


ウクライナのゼレンスキー大統領もイランに対し、公式な謝罪と全面的な補償を求めたとのこと。


なにやら米イラン対立よりも、航空機撃墜の件の方がクローズアップされてきているようだ。

イランは今後、対米と、この航空機撃墜に対してと両方について対応をしなければならないという苦しい立場になっているようだ。


ともかく、ウクライナ航空機撃墜によりお亡くなりになった方々にはお悔やみ申し上げる。



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