現在の年金受給開始年齢は、基本65歳で、60～70歳の間で選べるが、これを75歳まで繰り下げられる案が出ているらしい。
75歳から受け取る場合は、65歳から受け取る場合と比べて84％も増えるとのこと。つまり1.84倍、2倍近い金額になる。
65歳での受給開始が月額155,000円の場合、75歳を開始年齢にすると285,200円になるという。
金額的にはとても魅力だが、よほどの貯蓄がなければ、75歳まで働き続けることになるため、どれほどの人数がこの選択をするかは未知数。
私も一応、26年弱と通常より年数は短いとはいえ、今年の初めまでは公務員だったので、75歳を選べば20万円ぐらいはもらえるだろう。
何もせずにこの金額をもらえるのは魅力的だが、現在、すでにWEBライターになって今の収入も安定しない。
私の場合は標準の65歳までもかなり年数があるので、ここまで繰り下げることは難しいだろう。
よほど何かで儲け口が見つからなければ…
また、平均寿命がだんだん上がっているとはいえ、人間、いつ死ぬか分からない。75歳で突然、がんになってその年のうちに死ぬ可能性だってある。
そう考えると、やはり65歳で受け取ることを考えることが普通であろう。
65歳で元気であったとしても、せいぜい70歳にまで繰り下げる程度だろう。
ちなみに、70歳に繰り下げた場合は、42%増になるらしい。
このあたりが現実的に考えられる限度ではないか。
私の場合は、繰り返しになるが、WEBライターの他にも何か儲ける術が見つからなければ、標準の65歳から支給開始を選ぶことになると思う。
ただ、80歳以上で元気に働いている人も多い昨今、受給開始年齢を繰り下げて選択の範囲を広げることは、年金財源確保の面でも良いことかもしれない。
私もアラフィフ、75歳まで25年以上もある。
その間に、先行きが分からない現代、また何らか変わるかもしれない。
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