朝日新聞が12/21、22に行った世論調査によると、安倍内閣の支持率は38%で、不支持率の42%を下回ったとのこと。
原因は、やはり首相が主催した「桜を見る会」に関する問題についての説明が不十分であることにあるようだ。
招待者名簿を廃棄して復元できない状態にしたことが、かなり不評らしい。
それと、2020年度から始まる大学入学共通テストに関する対応で、英語の民間試験の活用見送り、国語と数学の記述問題の導入見送りにしたことは、政府の責任が大きいとする意見も多かったようだ。
安倍内閣の任期は2021年まであるが、早くも安倍4選があるか、ポスト安倍がどうなるかささやかれている中で、この支持率の動きは少なからず影響があるだろう。
同じく世論調査において、次の自民党総裁についてふさわしいと思われる人物は、石破元幹事長が23%でトップになったとのこと。
石破元幹事長は、「桜を見る会」の問題についての政府の対応に関しても批判的な考えを示して政府と距離を置いており、安倍政権の不支持率が上がっている中、やや有利な立場に立っていると思われる。
その次は20%で小泉新次郎環境相がついているが、年齢的にまだ若すぎるのではないか。
現実的に次期総裁選の有力候補となり得るのは石破氏であると思われる。
まだ2年近くあるとはいえ、安倍政権は長すぎた。
その間に、内閣にもかなり緩んだ雰囲気が蔓延しているのではないか。
次に新たなトップが立つには、時期的にもふさわしいタイミングになりつつあるのではないだろうか。
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