ドイツを東ドイツと西ドイツに分断していたベルリンの壁が1989年に崩壊してから、今日で30年経つという。
この年は、わが国でも昭和天皇が崩御して平成に変わった年でもあった。
そういった意味で、いわば時代の転換期の年でもあったかもしれない。
ベルリンの壁が崩壊した瞬間は、大きくニュースでも取り上げられ、破壊される様子がテレビで流れていたことを思い出す。
まさに歴史的瞬間であった。
このベルリンの壁崩壊の翌1990年10月3日(ちなみに私の誕生日)に、正式に東西ドイツが統一している。
つまり、来年が東西ドイツの統一から30周年ということになる。
しかし、ドイツ統一が成功したという意識は低いらしく、特に旧東ドイツでは、成功したと思っている国民は38%に過ぎないという。
旧西ドイツと旧東ドイツの格差は大きいらしく、競争力において、旧東ドイツは旧西ドイツに劣る。
そのため、旧東ドイツの市民は自らを2級市民と卑下している者が多いらしい。
統一して皆平等になれば良いのだが、東ドイツの方が立場がやや下に見られがちのようである。
ドイツが1つになれば皆一緒だ、とはたからは思ってしまうが、ドイツ国内ではそうもいかず、格差社会ができているらしい。
この辺りは当事者にならないと分からないが、やはり国ごとでさまざまな問題が生じるのは仕方のないことであろうか。
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