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執筆者の写真Writer.katsu

トランプ政権、パリ協定を離脱

地球温暖化などに対する国際的な取り組みを決めたパリ協定から、アメリカは離脱するとトランプ政権が通告した。世界では唯一の不参加国となる。


トランプ政権の提唱する「アメリカファースト」のあらわれであろうか。


ちなみに離脱した理由は、パリ協定がアメリカに不公平な経済的負担を強いている、とのこと。

しかしそれであれば、パリ協定の責任者なりにそのことを伝え、相談なり交渉をすればよいのではないか、と思ってしまう。


一方的に離脱する、というのはやや大人げない気がする。


世界の冠たるアメリカがこのようなことをすれば、他に追随する国も増えてくるかもしれない。

アメリカが離脱するだけでも大きなダメージであるのに。


そもそも、地球温暖化による弊害は既に世界各地で起こっている。

日本でも、9月~10月の台風による大雨が「激甚災害」となったが、これも地球温暖化が原因だと言われている。


トランプ政権は自国を守ることばかり考えて、世界がどうなっても良いと思っているのか。

それこそ、地球温暖化に歯止めをかけなければ、アメリカにだって自然による被害が来ることもあるかもしれない。


世界各国が手を取りあって、この地球の危機に立ち向かわなければならないのではないか。


1つ救いは、正式な離脱は1年後の2020年11月4日。

これは大統領選の翌日に当たる。

つまり、トランプ氏以外が大統領選に当選し、新大統領が離脱を取り消せば、改めてアメリカも協定参加国となり得る。


この意味でも、来年の大統領選挙は非常に重要な位置づけになると思われる。




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