香港デモが6月に始まってから未だ収まっていない状態だが、世界各国でデモが広まっているらしい。
特に今月、10月に入ってから次々に起こっている。
10/1~ イラク
10初旬~10/13 エクアドル
10/17~ レバノン
10/18~ チリ
10/21~ ボリビア
10/23~ エチオピア
ざっと並べると、3週間余りのうちに6カ国でデモが始まっている。
世界で何が起こっているのか。
主には、政府に対する不満が噴出したという形だが、それにしてもこの短期間にこれだけ一気に起こったのはなぜだろう。
その原因はいろいろあるであろうが、共通点の1つにはSNSがあげられるようだ。
誰かが声をあげると、それに賛同する人たちがSNSを通じて一気に拡散する。
最近よく使われる「バズる」というものだ。
1つのキーワードが爆発的に広まり、同じ思いの人々が連携してデモに発展した。
例えばチリ。
首都サンティアゴの地下鉄運賃を値上げしたことがきっかけとなった。暮らしに直結する問題は、すぐに反政府デモへと発展する。
共通した不満を持つ人たちがSNSによって一気に集まったのだろう。
その集まるスピードも、政府の予想を超えるほどの速さであるらしい。
気づいた時には対応が間に合わない、という形のようだ。
チリでは、特に10/25には首都サンディアゴに100万人も集結した大規模なデモがあったとのこと。
100万人超も集まるデモは香港の例と似ている。
この6カ国のデモが相互に密接につながっているとまでは思えないが、他国で起こっているデモに勇気を与えられているケースもあるのかもしれない。
デモに限らず、SNSの爆発力の恐ろしさを見せつけられた思いだ。
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