今朝の新聞に、ドラッグストアチェーンのスギ薬局とココカラファインが経営統合するとの記事があった。7月31日に合意予定との事。
統合はほぼ決まりであろう。
統合すれば、業界トップになる予定。
さらに、現在5位のマツモトキヨシとも資本業務提携も協議中らしく、実現すれば、他の追随を許さない、巨大連合となる。
それにしても、近年のドラッグストアの変わりようは目を見張る。私も、地元が愛知なので、東海に強いスギ薬局が大きくなるのは嬉しいことだ。
しかし、販売している内容を見ると、元が薬局かどうか分からない店もあり、生き残るとはいえ、方向性がどんどん変わっている。
実家の近くにあるドラッグストアでは、それまで販売していた薬や食料品、に加え、青果物、つまり野菜や果物類も販売し始めた。しかも、自社に農場でも持っているのか、他のスーパーよりも安い野菜類もあったりする。
ドラッグストアも、こういった食料品にも力を入れ始め、規模も拡大してくると、スーパーも危うくならないだろうか。
コンビにでもそうだが、薬局でも人手不足らしい。特に薬局は、薬剤師という、特別な資格が必要であるため、ドラッグストアを増やせば良いというものでもない。こういった面で、コンビニよりは伸びにくい業界であろう。
最近では、他業種との提携も進めているらしい。例えば、スギグループの方では、アイシン精機と組んで、高齢者の移動支援サービスを計画中とか。高齢化が加速する中で、高齢者へのサービスは今後、さらに増えていくであろう。
そこに目をつけたらしい。
ドラッグストア業界に限らず、銀行やコンビニなど各業界も、どんどん経営統合や業務提携などを行っている時代である。どこも生き残り競争が激しく、安心していられる業界は皆無なのではないか。
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