香港のデモが世界的に注目を集めているが、イラクで10/1から始まったデモは、さらに事態が深刻なようだ。
10/6までに死者は100人超、負傷者も6,000人を超え、凄惨な状況のようだ。
死者のうち8人が治安部隊だったそうだ。
そもそもデモが始まったきっかけは、失業やインフレなどの生活苦や、政治の腐敗などがあるらしい。
デモにはイスラム国も関係しているようだ。
米国の支援によりイスラム国を崩壊させ、イラクは豊富な石油資源を持っているはずなのに、大半の地域で暮らしが悪化している。
この状態に、国民はうんざりしている模様。
デモは首都バグダッド周辺やシーア派の多い南部で続いているらしく、死傷者はまだ増えそうだ。
今回のイラクのデモは、特定の宗派に対するものではなく、腐敗した政府に対する怒りをぶつけている形である。
政府に対してのデモという点では、香港と通ずるものがあるように思える。
しかし死者が多数出ているこの状況は、一刻も早く終息させるべきであろう。
今は平和な日本だが、高齢者の年金問題など、政治に対する不満の種はいくつもあると思われる。
国民の怒りがいつ爆発するか、そのタイミングの違いだけなのかもしれない。
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