先日の参議院選挙で、山本太郎氏が率いる「れいわ新選組」から立候補した障がい者が2人、初当選したとのこと。
これまで議員は健常者しか居なかったので、これは画期的なことだと思う。
いくら国会で介護保障などの話をしても、当事者の目線ではないので政策も甘くなり、当事者たちからすれば、不満ばかりが残る結果となってしまう。
今回、障がいを持った方2人が新たに参議院議員となったことで、社会的弱者の代弁者ができたということだ。
「れいわ新選組」は、設立間もないのにも関わらず、参院選比例区で228万票も獲得したとのこと。
今回、なぜ「れいわ新選組」に多くの票が集まったのか。
それは、山本氏の街頭演説が社会的弱者の心に大きく響いたのが大きな要因であったようだ。
「あなたの生活が苦しいのを、あなたのせいにされていませんか。あなたが役に立たないからとか、あなたが勉強してこなかったからだとか。冗談じゃない!」
このように社会的弱者に寄り添うような演説に、多くの人々が心を打たれたらしい。
山本氏は記者会見で「生産性ではなく、存在しているだけで人間は価値があるという社会を実現するために政治がある」と述べている。
このような言葉に感銘を受けた人も少なくないという。
こういうタイプの政治家は、今までもあまり居なかったように思う。
山本氏が政治家として実力者であるかどうかは分からないが、こういう国民目線、とくに弱者に寄り添える目線を持った政治家がもっと増えてほしいと、個人的には思った。
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